★神戸南京街のお正月風景(大阪・神戸出張にて)

景気が冷え込む前は月に一度は、訪れていた名古屋・大阪の街、、今日は久し振りに中日教育交流推進センターの仕事で、関西地区の大学、専門学校、日本語学校を幾つか回って来ました。9時過ぎには新大阪に着く新幹線に乗り、お取引を頂いている学校の多い難波へ。
(↓御堂筋線淀屋橋駅の照明って、とてもレトロで上品、、出張の度に見惚れます)

去年の3月の就学生に対する、「入管規制緩和」の影響で中国大陸からの就学・留学生の数は増加すると期待されていましたが、現実は微減…、、、理由としては、色々考えられますが、
1)本来の留学(母国以外での学業の研鑽、異国の文化や習慣を知る)目的に回帰する事が出来た結果
 →入管では悪名高き、吉林省の延吉市や福建省からの就学・留学者は、かなり減っている
2)日本経済の悪化による、留学後の「就職」と言うパスポート(=魅力)が激減
3)英語圏への留学希望者増
あたりに理由や背景があり、健全な状態に戻ったとも言えます。一方、就学・留学希望者は完全に“東高西低”、、、
また、入管の審査基準も「東緩西厳」と言われており関西地区の専門学校、日本語学校共 生徒集めに非常に苦労されている事がインタビューの結果分かりました。
(↓難波の駅近くのキャベツ焼きのお店のアルバイターも、中国からの留学生が器用にパテを使って焼いていました)

(↓立売堀で覗いたスーパーでも、バックヤードには色々な母国を持つ留学生が働いています)

(↓新たなお取引先候補は、江坂駅近くの大阪アニメーションカレッジ、 台湾や韓国からの留学生で日本のアニメやコンピュータグラフィックを学ぶ学生が増えて来ています)

 午後からは、神戸の専門学校、日本語学校へ同様にインタビューにお邪魔し、ご当地では更に生徒募集の難しさや経営環境の厳しさを知らされました。そんな中、どの学校も“日本語教育を通じ、日本の文化を理解させ日中の橋渡し役を輩出して行く!”と言う理念に情熱を持っている先生が多く、改めて日本語学校への行政のサポートが全く無い事への強い疑問を感じました。
(↓神戸/春日野道の日本語学校では、生徒が近くの小学校の子供達と縫ぐるみを一緒に作り、両国の交流をはかっているそうです)

さて、せっかく春節に神戸を訪れたので、夕方は元町の南京街へ出掛け“神戸の中華料理”を楽しんで来ました。
(↓元町の入り口は、異国情緒を感じるお店や建物が多い! 筆者は学生時代に神戸の女子大生と仲が良かった事があり、三宮や元町でよくデートしたものです・。・。・あ〜ぁ、青春・・・、、、)

以下、南京街の春節風景をご紹介致します。

(↓何故か日本人よりも、観光客らしき中国人が多く、耳には中国語が飛び込んで来ます)


(↓本場中国の中国菜に慣れてしまった筆者には、薄めで上品な“神戸の中華料理”でしたが、満足!満足)

夜は大阪での定宿、阿波座の天然温泉付きのビジネスホテルでくつろぎ、近くの関西風おでんの屋台で一杯・・・
しかしながら、関西地区の日本語学校・専門学校の実情には、考えさせられる一日でした。。