☆暮れ行く2008年、来年は良い一年に・・・☆

 弊社のサーバーの調子が悪く、Blogの更新が出来ない状態が続きました                絶好調から、つるべ落としのような世界(=日本)経済、、今年最後のBlogは、少しばかり“辛口”で!!
(↑2008年、年の瀬の横浜・山手/関帝廟のライトアップ)

【あてにならない、エコノミストに著名経営者】
今年のお正月、新春のテレビ番組では経団連を始めとする経営者団体賀詞交換会や、経済学者・民間の総研リサーチャー・経産省等の高官を招いてのシンポジウムの様子を流し、参加者の多くが異口同音に“景気・経済は引き続き安定期”・・・『2008年上半期は、若干の足踏みを感じるが、後半からは再度、上昇ステージに!』と、のたもうたものですか、、、しかしながら、結果は・。・。・。・。・。・
同じ頃、私の元勤務先の現役Mgr連達と(現場の一線の営業推進役達です)と場末の飲み屋で、新年会+情報交換会。ーーーーーー “どうも、去年の11月あたりから様子がおかしい、、”“景気の循環から言っても、今年は厳しくなって行くはず、、”Rグループは中途採用は一旦、全面フリーズの方針を出した・・・”等々、、、
2008年を危惧する声を交換し合いました。 今でも覚えています。。暫し痛飲し年初初の深夜タクシーでの帰宅時に、運転手さんの言った一言・・・
“景気は悪くなって行くと思いますよ、、来年も再来年も私達には見えて来ませんよ。。。”
景気は現場と街角に聞け★★
(↓クリスマスイブの銀座中央通りと、御用納めの30日、新橋烏森神社の参道: “街角”)

【人の気を削ぐ、新聞報道】
企業業績悪化の大合唱(報道) “あの企業が!こんな状況に!!”“この企業もここまで落込み…”、そして派遣切りや雇用調整を助長させるような報道方法、各国の景気対策に対する懐疑的なレポート等々、、“大不況(!?)”の影の立役者は、「マスコミ」! 景気の気を削ぎ、人の気を消沈させる・・・
ビジネスマン必携の日本経済新聞は、特にA級戦犯★★★今宵も日経の報道が、酒場の肴に・・・噂の温床に、、、 もっと前向きになれる記事や、工夫や努力を報道に! 景気の野次馬新聞にならないよう、強くお願いします。

【人材ビジネスは急直下!?】
大手人材紹介会社の前年同月業績は、マイナス35%… 中堅人材紹介会社の四半期業績は、前年比5割りダウン、
求人広告会社は、通期マイナス60%、、、派遣・業請会社は問題外とか… … …
大変な時期(≠時代)に突入しました!(特に広告型モデルの求人ビジネスは、シンドそうですね)
景気にほぼ連動するのが、人材ビジネス… 特に人材採用ビジネスはすぐ様、その影響を受けます。“最後の砦”の新卒採用ビジネスも、どうやら(かなり)雲行きは怪しい。・。・。・景況に売上げは確かに大きく左右されますが今回、人材採用系ビジネス各社が苦しいのは、ズバリ!“営業利益”でしょう・・・この3〜4年間、景気に寄添うように、新卒・中途採用を拡大し“規模の拡大”を追ったツケが回って来てしまいました。利益率の低下、損益分岐点の上昇→中には通期で赤字に転落する企業も多いのでは、、、
そう、人件費(固定費)増を回収どころか、吸収し切れない企業が続出です。目先の景気に右往左往されて来た、明らかな戦略ミスでしょう、、  そして間違いなく来年は人材ビジネス会社のリストラが始まります。
(かく言う弊社も、本年4月に採用した営業社員が、9ヶ月間=1円の売上げも上げる事が出来ず、今日付けで去って貰いました・・・)

しかし、しかし&しかし・・・・考えても見て下さい。景気が良くても悪くても、日本のすべての活力を削ぐ『少子高齢化』にブレーキがかかる事はありません!近世北欧を始め、労働者人口減で成長・発展した国はありません。
そして、今や人材の多様化・流動化に歯止めを掛ける事も不可能です。今回の景気の後退は、或る意味で成熟ビジネスであった、“人材ビジネス”全般を考え直す好機かも知れません。

【固定費から、変動費へ! 持たない経営】
“固定費は悪!可能な限り変動費化する事!”  “どんなに業務が忙しくても、人の採用は暇な時を想定して採用しろ!”   “人は価値を生まなければ、ただのコスト!”・・・・
これらのアドバイスを頂き、私の経営の根幹を作って頂いたのが、元リクルートの専務取締役/木村義夫さん(通称:きぃさん)。
まさに、今はその通りの世の中です。派遣社員の契約更新の問題(派遣切り)や業務請負の請負契約解除の話が、連日新聞を賑わしていますが、厳しい言い方をすると「しょうがない」のではないでしょうか!?正社員雇用で定年迄かかる、広義人件費(固定費)のリスクをヘッジする為に、派遣や契約社員・請負という調達手段を取るのは、当たり前の事であり、景況や生産調整に影響される経営を考えれば「核(コア)」となる業務以外は、変動費化したくなるのは、当たり前の事だと考えます。

問題は、正社員にも関わらず“価値を生まない人”が危機感も無く会社にぶら下がり、身分と保障に汲汲としている事! 
派遣社員と同等(失礼…!)、又はそれにも満たない仕事を、平気で“回している”だけで、『正社員です!』と、のたもうている事!
人財(財産)なのか!? 人材(材質・材料)なのか!? 人在(在庫)なのか!?
個人の能力・責任と、企業/マネジメントの質との “緊張感高いせめぎ合い”の2009年になると思います。

ちょっと厳しめなコメントではありますが、自戒の念を込め、来る年が良い一年でありますよう、、、
(↓新橋の憩いの空間、塩竃神社の大晦日の様子 二つ目の鳥居の形がユニークです)