☆堤郷から/南伊豆(松崎・下田)ツーリング

 昨日の日記に引き続き、伊豆への帰省の報告を少しさせて頂きます。
翌日は、午後から東海岸を南下、土肥・宇久須・堂ヶ島の絶景を右手に見ながら、松崎へ!
松崎も、さほど大きくない港町(海上交通の要所!)ですが郷里の戸田とは、景色も様変わりします。先ず町のあちらこちらに、花が咲きみだれている事(西伊豆と南伊豆の境に面する町で、マーガレットラインでも繋がっています)、また春は、東伊豆の河津と並び、桜の名所です
そして何と言っても、美しい白壁の「なまこ壁」・・・・

(↓松崎の“なまこ壁”は下田のなまこ壁と共に、伊豆の郷土文化です)

町内の岩科学校(寺子屋・藩校→明治に開校)は、なまこ壁と西洋建築の融合が見事な重要文化財です。
(また、この学校からは明治〜昭和の政財界人達を数多く、輩出しています きっと下田にペリーが来航した事も、当時の街の青年達に、大きな影響を与えたのでしょうね!)、そして“左官屋の神様=名工:入江長八”も松崎の出自です。
さて、那賀川の桜並木に沿いを秘湯(!?)大沢温泉を目指します。初めてこの湯に浸かったのは、今から30年前、当時はスズキのハスラーに跨って東京から、7時間近く走りに走って到着した事を想いだします。
とっぷり暮れた河原で、満点の星を見ながら温泉に浸かった時の充実感を、今も忘れません…

(↓当時、河原に面した露天風呂に趣のあった旅館は、閉鎖されたそうです 今は鮎釣りの釣り人が…)

今日は、よくお世話になっている温泉ホテル「依田家」の露天風呂を借りました。
軟らかい湯は、江戸時代より“美人の湯”として近隣では有名!温めの温度の割りに、湯冷めのしない温かさが長続きするお湯です。

(↓気持ちの良い360度ビューの露天風呂、 浸かりながら一杯。。。)


(↓雨の降る日は、菅笠を被って入湯。。。風情があります)

依田家は、かつて甲斐武田信玄の家臣の一人に数えられ、武田家滅亡後甲斐を発ち、ここ松崎まで逃れ、この地の名士として今に至っている旧家だそうです(甲斐の国より、養蚕をもたらしたそうです)。

(↓依田家の渡り廊下と佇まい)

温泉で手足を伸ばした後は、下田へ向かいます。
松崎街道沿を、のんびり“お吉ヶ渕”のある稲生沢川沿いに下田に下りるのも良いですが、オフロードバイクやミニ四輪駆動車でのツーリングは、大沢温泉から池代川沿いの“湯ヶ野松崎線”を長九郎山方面へ、舵を切り林道を伝って大鍋越えをするルートがお奨め! かなりタイトな道が続きます(勿論、舗装はされていません)が、谷川沿いに伊豆名物の“わさび畑”が続き、林道走破の楽しみを味わえます(猪が出没するので、注意!)。

 下田はあえて触れるまでもなく、ぺリーの来航と言う史実でも有名ですが
(↓黒船来航! ここから今の日米安全保障条約に繋がって行ったのか・・・!?)

(↓下田を離れ、江戸湾浦賀沖を目指す黒船、、、“お台場”を急遽築いた理由は黒船襲来です)

温泉、海水浴、磯釣り、観光(景勝地)で有名であり、私ごときの拙い解説は「戸田」と「松崎」で十分!
白浜の海水浴場を覗いて、136号線を再び西伊豆、戸田へ踵を返します。

(↓白浜海水浴場 *家族連れは少なく、20歳代限定!?と錯覚しそうな若者で溢れる)

 2時間程で、戸田の外海灯台に、たどり着き、
再び進路を、大瀬崎・西浦・沼津へ! 

行きに立ち寄った“戸田 出逢い岬”から郷里・戸田に別れを告げ、一路東京へ!  長々と郷里自慢にお付き合い頂き、ありがとうございました ★☆★☆★