☆中国の事はナレッジ&ワークスへ(2)

中国視察の旅、3日目の朝は大連で迎えました。
(↓博展社の田口さんの父上は、戦中は満州鉄道に勤務をされていたそうです  今も当時のまま現存する、大連の満州鉄道旧本社々屋を訪ねました)

(↓勝手に中に入って、守衛に怒られました、、今も市政府の鉄道関係庁舎の様子です)

今日は、大連邦威公司の若き“老板”、張さんを訪ねます。張さんは黒龍江省出身・瀋陽師範大学芸術院を卒業したグラフィック・デザイナーです。
今現在、大連市内にオフィス、旅順に展示会用工場を持ち、また上海市にもネオンサイン(商業用看板)のデザインルームと工場を持っています。
張さんは、中国人には珍しく「無口」で「自分を飾らない」青年(!?)。非常に自分の価値観を大切にした生き方をしている様子が、センスの良いオフィスやオブジェ、蔵書を見て感じました。
(↓かなり、中国ではモテルタイプの老板です! 価格競争の激しい展示会施工のビジネスより、発展著しい上海でのネオンサインビジネスに自分の可能性を見い出しています)

夕方、大連周水子国際空港から中国南方航空にて、上海浦東国際空港へ  その足で、豫園に近い上海豫園万麗酒店に宿を取りました。
上海は万国博覧会の最中! 驚くほど街がきれいになった事と、タクシーの運転手の運転マナーや運転技術(!?)が上がった事に驚かされました★★★★★
(↓ホテルから、ブラブラ歩くと直ぐに豫園の夜店に、、、、店の裏に回ると相変わらずランニングシャツをまくり上げたメタボな叔父さん達が、上海語で博打に興じていました)


翌日は雨が強くなったり、薄日が射したりする不安定な天気でしたが、浦東郊外にある張老板のデザインルームと大きな工場を見学しました。その足で上海万国博覧会へ向かうはずでしたが、雨脚が強くなり、また雨の日の上海名物大渋滞」に巻き込まれ、一旦ホテルへ戻り 晩飯(ご接待!)までは、自由行動としました。
(↓黄浦区で、新彊ウィグル料理/イスラム/小飯店を発見! 手打ち麺を安く美味しく食べました)

(↓雨上がりの豫園の路地裏で、結婚式へ向かうカップルの車が! 爆竹でバンバン祝っていました     右は万博のマスコット・上海万博先生)

(↓晩飯は、かつての上海租界の時代から愛されている歴史ある和洋飯店で!ゆっくり寛ぎましたが、、・・青島卑酒の小瓶が150元は太貴了!!


商談も無事に済み、近いうちに張老板が来日する事も決定!更にお互いの協力関係を強固にして行く事を約束し、乾杯の杯を重ねました。
帰りは雨上がりの、“外灘”を散策し5日間の視察・出張が完了。。今回の収穫は、日本側の博展社/田口さんと鷲さんが、中国に抱いていた“悪印象”を払拭し、中国と中国の市場や人財に高い可能性を見だしてくれた事、そして同様に初めて、日本人とコミュニケーションを図る瀋陽の姜さん、上海の張さんが日本の商習慣や企業文化の良さを知り、自分達には無い「価値観」に大きな興味と関心を抱いた事に尽きると思います。
(↓昼と夜の外灘のコントラスト)



互いの国の政治(政府)は酷い(!?)けれど、人と人との交流を通じ、価値観を分かち合う事が、「友好」の始まりですよ