☆黄金週、房総半島ツーリング(館山〜白浜 包丁塚)

黄金週二日目、天気は晴れ起床6:00

鯵の干物(小ぶりだけど脂が乗っていました!)、出し巻き玉子とウィンナー、蒲鉾に海苔、タップリの野菜に白米とアサリの味噌汁、、定番の朝食を食べた後、バイクに跨り那古船形港の朝市に向います。那古船形には、手ばねの釣竿で鯛を釣る“しゃくり釣り”に熱中し、よく通いました。型の良い真鯛は勿論の事、イナダや大イサギ、そこ物ではヒラメやマゴチも釣れ、コストパフォーマンスの高い釣果を楽しめます。船形漁港は、内房近海の鯖・鯵・鰹を始めカワハギやカマスが揚がり、外道も多種多様な魚や貝が豊富な市場です。 筆者はよく築地市場(場内)へ出掛けますが、築地の喧騒や熱気と違い、日々の地産地消分だけをのんびりと商う温かさが心地よい市場です。
(↓中央に黒い“的”があるのが“マトウ鯛”、その下に“ホウボウ”の頭、“アイゴ”、黄色い“ウツボ”も

(↓大漁の鯖!!まだ脂は乗っていませんが味噌煮には丁度良いサイズ)

(↓ 大きな“マンボウ”が揚がっていました、 競りにはかけず 当然のように漁師の胃袋に収まります信じられないほど美味な外道だそうです★★★

(↓内房の鯵は地着き小ぶりですが、脂が乗っています 鰹も揚がっていましたが、これは湾外からの釣果でしょう、、)

(↓カワハギと活けのヒラメも揚がっていました ふぐが終わり、カワハギとヒラメの薄作りがポン酢に合います)

午前7:30、館山着
流石に館山は、遠洋・近海の漁業、レジャー、海上自衛隊の基地。大型の船が係留された波止は、朝まづめから釣り糸を垂らしている釣り人でいっぱいです。

(↓館山の沖ノ島は、砂浜で岸と繋がっており、歩いて渡れます  ところで、このルアーしている女性は誰!??)

県道を洲崎〜平砂浦の直線を一気に走り抜け、毎回イサギ釣りでは大型+大漁を約束してくれる布良港を経て、白浜へ
(↓根本海岸でバイクの走行距離メーターが、“9並び”となりました 昨日は“8”に縁があり今日は“9”!?)

そして、房総半島最南端の町=白浜町に到着
白浜には毎年のように訪れており、磯遊び(鬼の洗濯板)、海水浴(砂浜は狭い…)、乙浜からの釣り船(オデコ無し必ず釣れます)野島港からの海底透視船(海草/ヒジキに隠れて、色取りどりの魚が)そして何と言っても、地元の海女さんが海底から獲って来る、鮑やサザエ、尻高、伊勢海老が名物です★★★

(↓波の浸食作用で“鬼の洗濯板”があちらこちらに広がります 澄んだ海の底には、蟹や尻高が!)


(↓“白浜”と言えば、“海女”,,, 岩場には海女さんが採った魚介類を一時保管する水槽が切られています)

(↓野島崎で見つけた、“ハンバーガー岩”    ↓白浜にはアロエが自生・密生しています)

その後、千倉に向ってフラワーラインを走り高家神社(たかべじんじゃ)へ向います。高家神社は日本唯一の「料理の神様」をまつる神社として、調理人・飲食業関係者、醸造業者(味噌・醤油)等から信仰を集め、毎年10月17日と11月23日には「包丁式」がとり行われます。
(↓日本料理の始祖、磐鹿六雁命/高倍神 を祀る由緒正しい神社であり、安房の浮島の砂浜で釣った鰹と蛤で料理を創り、景行天皇に献上したのが始まりとか.....)

(↓浮島浜は、小さな漁港に姿を変えていますが、太公望の姿は今も変わりません)

(↓漫画の“包丁人・味平”や“将太の寿司”にも登場する包丁式は、平安時代から続く宮中行事とか...古式四条流の料理手法に則り、包丁とまな箸のみを用いて一切手を触れずに鯉・真鯛・マナガツオ等を調理します)

(↓包丁塚! 誰でも知っている著名な料理人や飲食店経営者の奉納書が沢山ありました)

いずれは、小さな“漁師料理の店”を始めたい筆者も、真剣にお参りをして帰路に着きました。
帰りには久留里城と上総掘りで有名な、久留里の名水処を尋ねながらノンビリと千葉市へ向いました(電池切れで写真を撮る事が出来なかった事を悔やみます。・。・。・)。この二日間は、結果的に南房の歴史を訪ねる旅でしたが、今年の秋口には水郷方面を走って見たいと思います。(お付合い頂き、ありがとうございました)