★変わって行く、中国・瀋陽の初秋


(↑瀋陽雑技団 中国各地の雑技団の中でも明るく、スケールが大きく・元気な雑技で人気!)
常宿にしている瀋陽新世界酒店、瀋陽皇朝万豪酒店での宿泊をやめ、地元でもエコノミーな連鎖店(如家快捷酒店)を基地にして、留学生招聘工作を開始しました。

(↓常宿の酒店は、大箱な造作! 中国の★★★★以上の飯店は、驚くほど広くて大きい! 前庁や餐庁は勿論の事、低廉な房間でも日本のホテルの部屋とは比べものにならない広さ! 基本的には“大きい事は良い事だ!!”と思っています 一方、房間で電網接続が悪かったり、冷箱が温箱だったりとディテールに弱いのが玉に瑕です…)  

(↓泊まったエコノミーな酒店は、日本でいえばサンルートホテル級ですが、逆にディテールに優れています)

(↓朝食は街角の粥店で、12元/約190円でお粥と副菜 お粥は10種類くらいで食べ放題! 2日連続お世話になりました)

(↑中国で“美味い!”と一番感じる料理は、卵料理! 特に何でもない目玉焼きが美味い事×2★★★

さて、いよいよ地王国際高楼のオフィスで日本の各教育機関・学校へのテルコール、スタート
先ずは既にリストアップされ、Web-DMを送った日本全国の大学・専門学校・日本語学校、約500校へフォローの電話(インターネット電話を使用)を入れます。前日に皆で作成したイエス/ノーステッカーを駆使し、中日教育交流推進センターが運営する、「日本への留学情報サイト:J'Study 」への無料掲載誘引を行います。
(↓中日教育促進中心のオフィスは、瀋陽市の中心に位置します ↓周而立総経理が、自らテルコールの模範を!)

………さてさて、その成果の程は!?、、、●●●●● 企業秘密でもあり、想像にお任せします!
今回の新規テルコールの仕事を通じて、中国の若者の仕事に対する姿勢や傾向を見出す事が出来、大変興味深い5日間を過ごしました。
どんな業務でも必ず手本を見せ、上長が自ら成果を出し、その方法に正しさを感じれば、自働する事
(日本で言うところの、「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」)

単純な業務でも、目標を設定するとその達成意欲は高い事

業務を熟知すると、自分なりの考えや、やり方をドンドン提案してくる事
(↑この傾向は、非常に高いです! こちらが対応出来ずにまごまごしてしまう事も有り!!)

南高浩くんも、李欣さんもタイプは違いますが、とても楽しみな“新社会人”です。早く日本にも呼んであげたいと思いました。


さて、約半年振りの瀋陽で感じた事は「中国政府、57兆円の景気対策の効果」!!
とにかく、どこへ行っても“道路工事(公共工事)”に“オフィスビルや集合住宅、大型ショッピングセンター”の建築ラッシュ、、、・・・。。。明け方こそ、澄んで清涼な空気に東北の秋を感じますが、日中は街全体が埃っぽく煙っており、また驚くほど増加した自家用車の排気で、空気も汚れています… 筆者が初めて瀋陽の街に降り立ったのは、今から5年前になりますが、上海や他の南の町に較べて“田舎のノンビリさ”や“改革開放から、少し遅れた地方都市”の温かさを感じたものです。。。走る車こそ少ないのに、幅広で碁盤の目のように整備された大きな道路、中低層だけど広く大きく頑強な造りの大楼、旧満州帝国時代の日本の造った建物、清王朝発祥の地(旧金王朝)に相応しい満族の貴族/皇帝の生活跡(瀋陽故宮、東稜・北稜公園)、ホッ!と出来るスポットに恵まれた賑わいのある町でしたが、これからドンドン朝陽や浦東のような“無機質な街”に変わって行ってしまうのでしょうか!?
(↓工事、工事、工事、、、新たな開発区、地下鉄工事、大型超市に百貨楼、、酒店のリニュアルが続きます)

沿岸部に比較し、遅れて来た改革開放の波と果実。。。逆に沿岸部より高い成長率を謳歌する東北地方、、
誤解を恐れずに言えば、あの朴訥で、照れ屋…、背が高くて、大きな声、、目先の“利”よりは“義理と人情”を何よりも大切にする「東北人」の気質が変わって行かないか・・・心配です。。。
今から10年前の上海の南京路で、人の良さそうな日本語の堪能な上海人(→この、日本語が堪能なのが癖者!)に声を掛けられ、街を案内すると言う好意に甘えたら、さぁ大変!・・別れる頃には、パッチ物を色々買わされた挙句しっかり札入れまで拝借されてしまい、この街の強かさを知りました。   『騙される方が悪い!』と言うロジック・・・  そして、商談での“自己正当性と自己主張”“相手の弱みと及び腰に敏感な交渉”“強かな算盤勘定”そして最後は“没問題!”(…実は要問題)に本当に悩まされ、呆れ、逆にその逞しさと強かさに脱帽(参ったぁ〜!)をしたものです。 滑稽なほどよく変わる表情、油断無く左右を見渡す眼、口八丁手八丁・・・お金!銭!お金!銭!、名誉・権力!名誉・権力!・。・。・。ある意味では“分かり易い人達”がイコール、改革開放の恩恵を具現する「上海人」でした。勿論、そんな人ばかりではありません! 筆者の知人でも、本当に人の良い“信義に厚い上海人”も居ります。 ・・・・がどうにも、南の中国人印象は中国国内でも似たようなもので、、、

そんな上海での経験を通し、筆者にとっての東北地方は“ホッ!”と出来る街……旧き中国と、ゆっくりとした発展がバランス良く進む街、、、(実際の瀋陽市民にして見れば、外国人のノスタルジィーや思い込みほど、厄介な事は無いでしょうし、発展を妨げる邪魔かも知れませんが、、、)どうか発展躍進して行っても、その気質は変わらずにいて欲しいと思うのです。。

そして、明日は「9月18日」記念日・・日本で言うところの“満州事変”勃発日、、、・・・
そんな勝手を言う、一人の日本人に対して、瀋陽市民はどんな気持を持ってくれるのでしょうか…・・・、、、
(↓明日は9・18、、、9時18分に街中にサイレンが鳴り響くことでしょう。。)