☆大連理工大学への視察会(ナレッジ&ワークス)

改めて、“拝啓”…で始まらなければならない程、Blogの更新が遅れてしまいました・・・国内外への出張が重なったりBlog用のデジカメを紛失してしまったり(→カバンの奥に仕舞い込んでいたのを失念しておりました)データを飛ばしてしまったり・・・etc,,,etc...
久し振りに近況をお伝えさせて頂きます★★★★★
先週の火曜日(18日)よりこの連休まで、久し振りに瀋陽・大連へ出掛けて参りました。
2009年10月の秋採用候補の、中国国家重点大学軟件学院学生との第一回目の企業説明会・懇親会がその目的です。恒例の東北大学ソフトウエア学院(=学部)では、約50名の学生が参加をし大手Sierの人事部長の話しに熱心にメモを走らせ(←勿論日本語で!)、仕事内容や必要とされるスキルへの質問も然る事ながら、日本での生活や企業文化に関する質問にも及び、終了後も個別に質問をする学生が後を絶ちませんでした。特に母国が中国のSE、PMが正社員として活躍しており良きロールモデルが存在する同社では、身近な先輩達が“正確な日本のIT業界の情報”や“H社で求められる資質・能力やスキル”“日本での生活情報”を適宜提供をしてくれる為、今では後輩達からは、大変人気がある企業となっています。
(↑実は、外国人の雇用と定着、活用にはこのロールモデルが存在する事と、先輩から後輩への“口述”サイクルが非常に有効であり、大切なポイントです!)

*し!しかしながら、、この時の写真を含め“瀋陽”で撮影した写真すべてのデータを、ミスオペレーションから喪失してしまい、Blogでupする事が出来なくなってしまいました、、

次の日は、火車(=汽車)に乗って瀋陽北駅から大連へ陸路向かいます(旧満州鉄道の軌道を走ります)。

(↓夕方の瀋陽北駅 17:30から19:00近く迄は、タクシーの運転手の交代の時間帯である事と渋滞の為、なかなかタクシーは拾えません… 行き先交渉が必要です)

(↓瀋陽南駅、旧奉天駅です ちなみに日本の東京駅を模して戦中に作られました)

火車は約5時間かけて、大連の街を目指します。


(↓大連駅の構内は、いつも多くの人達でごった返しています! 黒龍江省吉林省からの出稼ぎの人、北京や済南を目指す人、出発待合室と到着待合室を分けて運営しています)

(↓大連駅 ご存知、日本の上野駅の設計者と同じ設計者の作です 出発開門へのアプローチは特に上野駅とそっくりです)

(↓大連駅の海側出口に、美味しい面条のお店発見! 三鮮米線…“三種類の海鮮具材入りビーフン麺”が10元・約150円   う〜ん、最近少し高くなりましたねぇ、、)

 さて、大連理工大学も瀋陽東北大学に負けず劣らずの、中国有数の国家重点大学! 軟件学院(ソフトウエア学部)も東北地方ではトップクラスのレベルを維持し、尚且つ市政府・大学あげて日本語教育に力を入れている大学として、現地の日系企業はもとより日本国内のメーカーやIT系企業からも人財の宝庫として、熱い眼差しを送られています(最近、需要が供給を上回り、学生達がちょっと高ピーになっているのが、玉に瑕・・・)。市内からは、出租汽車(=タクシー)で約1時間の開発区に、軟件学院の広大なキャンパスが広がります。
(↓大連理工大学 軟件学院学舎、体育館、図書館、食堂・宿舎が広がります)




学生達は授業の合間に、インタビューを受けてくれました。6人の学生達は1〜2年生時に日本語の授業をみっちり受け、会話の基礎は出来上がっています。4年生になって日が浅い(中国の大学は、9月新学年です)彼等も既に日本のIT企業やソフトウエアエンジニアの特定派遣会社から内定を得ています。
(↓某Sierの会社説明会とインタビューを受ける、軟件学院生



弊社が提携をしている、東北大学・大連理工大学を始め、大連海事大学や東北財経大学の学生達に共通している事は、“大学での専攻と専門分野での成績が優秀であれば、その順位で就職先も決まる!”と思い込んでいる事です。実際、日本の比では無い教育熱と競争社会の中、全国大学共通試験での僅か1点の点数差で進学出来る大学が変わってしまう為、入学後も「成績至上主義」であり、社会へ出る必要十分条件は大学での“高い成績”と、企業の選考基準は“成績の順位に準ずる”と信じている学生は多いです。
が、実際の日本企業の選考基準は「コミュニケーション能力」であったり「積極性」であったりし、中国の大学生達から見ると非常に分かり辛い選考基準であり、選考結果後『なぜ私より、成績が悪く日本語も下手な彼が選考を通過し、私が落ちてしまったのか分からない・・・』と泣き出す学生もいます。

(↓ナレッジ&ワークスと大連理工大学とのお付き合いは、4年目に入ります 下の写真は左から大連理工大学軟件学院の李主任、薛副院長、ゲスト、弊社/周副総経理  ピンクの洗面器はなんでしょうか???)

さて、来年以降 大連理工大学からはどんな学生達を日本企業(正社員日本採用)へ、招聘出来るのでしょうか!?
今からとても楽しみです ★★★★★
(↓東北大学での接待会合)